底生
ていせい
形容詞-語幹
標準
benthic
文例 · 用例
渠は以前の経験で、多少は其名を成してゐても、詩では到底生活されぬ事を知つてゐた。
— 石川啄木 『足跡』 青空文庫
渠は以前の經驗で、多少は其名を成してゐても、詩では到底生活されぬ事を知つてゐた。
— 石川啄木 『足跡』 青空文庫
――富岡は、「罪と罰」だつたかのなかの、人間たるものは、誰しも、同情なくしては、到底生き得られるものではないと云つた、ドストエフスキーの言葉を思ひ出して、この医者に、革命前の、露西亜的人物を感じてゐた。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
或る囚人の話によれば、もし終身刑というものが字義通りに確実不動のものであったならば、その刑に処せられた者は到底生きておられないとのことである。
— 豊島与志雄 『必要以上のもの』 青空文庫
瞑想や夢想――それも人間の一の仕事である――の能力を持っていない囚人は、もし毎日何等の仕事も与えられずに、一人放置せられる時には、殊に独房に入れられてる場合には、到底生きてゆくに堪えられないそうである。
— 豊島与志雄 『バラック居住者への言葉』 青空文庫
此の如き場合に貧民は到底生命を維持することが出來ぬ。
— 桑原隲藏 『支那人間に於ける食人肉の風習』 青空文庫
「といってだよ、たとえば、水棲人といえるものになって沼の底へはいったにしろ、もう三上は到底生きちゃいまい」 「ええ、何のこった?
— 水棲人 『人外魔境』 青空文庫
「といってだよ、たとえば、水棲人といえるものになって沼の底へはいったにしろ、もう三上は到底生きちゃいまい」「ええ、何のこった※」とカムポスは煙にまかれたように、「君はよく、水棲人というと笑ったじゃないか。
— 水棲人 『人外魔境』 青空文庫
作例 · 標準
深海の底生生物は、厳しい環境に適応して独自の進化を遂げた。
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海底調査では、様々な種類の底生生物が発見された。
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この湖の底生生態系は、水質汚染の影響を大きく受けている。
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