国司
こくし異読 くにのつかさ
名詞
標準
provincial official (under the ritsuryō system; esp. a governor)
文例 · 用例
むかし戦国時代、飛騨の国司、姉小路秀綱卿が、いくさに負けて、夫人や姫君と共に、落ちのびるところを、追手に殺されたという、執念の谷に、執念ぶかい焼岳の煙が靡き、灰が降りかかるのである。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
十二日、甲辰、和田左衛門尉義盛、上総の国司に挙任せらる可きの由、内々之を望み申す、将軍家、尼御台所の御方に申合せらるるの処、故将軍の御時、侍の受領に於ては、停止す可きの由、其沙汰訖んぬ、仍つて此の如き類、聴されざる例を始めらるるの条、女性の口入に足らざるの旨、御返事有るの間、左右する能はずと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
廿七日、丁巳、和田左衛門尉義盛、上総の国司所望の事、内々御計の事有り、暫く左右を待ち奉る可きの由仰を蒙り、殊に抃悦すと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
和田ガ上総ノ国司ヲ望ンデヰマスガ「いけませぬ。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
殊にも先年、やはり内々ごひいきだつた畠山の御一族を心ならずも失ひなされてからは、この唯一の生きのこりの大功臣をいよいよ大事においたはりなされ、このたびの上総の国司所望の事もなるべくは御許容なされたいやうな御様子が私たちにさへほの見えてゐたのでございます。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
ご自身その国の国司たる相模国の事だけに、相州さまも、ひとしほ恐れいつたことでございませう。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
斉明天皇の御代、越の国司、阿倍比羅夫出羽方面の蝦夷地を経略して齶田(今の秋田)渟代(今の能代)津軽に到り、遂に北海道に及ぶ。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
信長が伊勢の国司の北畠と戦った時、鶴千代丸は初陣をした。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
作例 · 標準
奈良時代、国司は地方の政治を司る重要な役職でした。
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その国司は、住民のために善政を敷いたことで知られています。
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国司の館は、その地域の政治の中心地でした。
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ウィキペディア
国司(こくし、くにのつかさ、くにのみこともちは、古代から中世の日本で、地方行政単位である国を支配する行政官として朝廷から任命され派遣された中央官吏たちを指す。
出典: 国司 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0