葷
くん
名詞頻度ランク #1500 · 青空 10 例
標準
strong-smelling vegetable (esp. garlic, onion, Chinese chives, Chinese scallion, Japanese garlic)
文例 · 用例
数※社参する中に、修験者らから神怪|幻詭の偉い談などを聞かされて、身に浸みたのであろう、長ずるに及んで何不自由なき大名の身でありながら、葷腥を遠ざけて滋味を食わず、身を持する謹厳で、超人間の境界を得たい望に現世の欲楽を取ることを敢てしなかった。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
葷羶を食ふことを忌むに至つた後、邦人の思想は身體と共に變じたのを疑はない。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
佛陀は葷羶を禁じてゐる。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
葷を喫すれば惡魔其の脣を舐むるとまで説いてゐる。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
「あの僧尼達は、自分が手を動かさずして世を渡り、そのうえ戒律を守らないで、婬を貪り、葷を茹い、酒を飲んだので、牛馬にして人に報いをさすところだ」 三人はまた次の処へ往った。
— 田中貢太郎 『令狐生冥夢録』 青空文庫
それほどまでにこの葷菜と魚の白子とは、汁にしてよく性が合ひ、味が合ふのだ。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
その舌触りの滑かさにおいて、味の甘さにおいて、またこの葷菜のみが持つ腋香のやうな体臭においてさへも、春先のものは、他の季節のそれに比べると、まるで別物のやうな風味の濃かさを感じさせてくれる。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
ただ不思議でならないのは、私がこの葷菜を初めて口にしたころは、その臭みが鼻について仕方がなかつたものだが、とかくして食べ馴れてゐるうちに、いつのまにかその臭みが苦にならないのみか、どうかするとなつかしまれ出してさへも来たといふことだ。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
作例 · 標準
修行中の身である彼は、葷を避けた精進料理で質素に暮らしている。
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この寺院の門前には「不許葷酒入山門」という石碑が立っている。
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「今日は大事な儀式があるから、ニラやニンニクなどの葷は食べられないんだ」
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標準
pungent vegetable (esp. ginger and water pepper)
作例 · 標準
葷と呼ばれる野菜には、独特の強い刺激臭と風味があるのが特徴だ。
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生姜や山椒といった葷は、料理のアクセントとして古くから重宝されてきた。
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「葷を上手に使うことで、食欲をそそる香りを引き出すことができるよ」
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