習癖
しゅうへき
名詞
標準
(bad) habit
文例 · 用例
ほんの外観に於ける習癖に過ぎない。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
まさかに、右ききの人間は右回りの傾向があるとかいうわけでもあるまいし、体操の時に「回れ右」をするが「回れ左」はやらない事と関係があるわけでもないだろうし、ただ自分に限られた習癖に過ぎないかもしれない。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
漁業者がたて網の中にはいった魚の回遊する習癖を知っているから、一度はいった魚が再び逃げ出さないような網の形を設計すると同じように。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
おれは道楽はしても、女を死なせたり、女から金を巻き上げたりなんかはしねえよ」 死なせたのではない、巻き上げたのではない、と心の何処かで幽かな、けれども必死の抗議の声が起っても、しかし、また、いや自分が悪いのだとすぐに思いかえしてしまうこの習癖。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
告げ口が出来ない自分の習癖がどんなにもどかしく感じた事であらう。
— 岡本かの子 『小学生のとき与へられた教訓』 青空文庫
彼はわざといやなものを自分に見せつけるいこぢな習癖がここに起るときに、その手首を眼の前でひねくつて、ひとりくつくつと笑つた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
しかし、それほどの師にすら、秋成の現実の対照に向つては、いつも絶対の感情の流露を許さぬ習癖が、うそ寒い疑心をもち==師のいひし事にもしられぬ事どもあつて、と結局は自力に帰り、独窓のもとでこそ却て研究は徹底すると独学|孤陋の徳を讃美して居る。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
これは、長女の多少てれくさい思いのときに、きっとはじめる習癖である。
— 太宰治 『愛と美について』 青空文庫
作例 · 標準
緊張すると爪を噛むという幼い頃からの習癖が、大人になってもなかなか治らない。
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他人の話にすぐ割り込む習癖は、ビジネスの場では信頼を損なう原因になる。
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彼は読書の際に重要な箇所に線を引く習癖があり、どの本も書き込みでいっぱいだ。
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