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玄鳥

げんちょう
名詞
1
標準
swallow
文例 · 用例
緑|濃かに生茂れる庭の木々の軽々なる燥気と、近き辺に有りと有る花の薫とを打雑ぜたる夏の初の大気は、太だ慢く動きて、その間に旁午する玄鳥の声|朗に、幾度か返しては遂に往きける跡の垣穂の、さらぬだに燃ゆるばかりなる満開の石榴に四時過の西日の夥く輝けるを、彼は煩しと目を移して更に梧桐の涼き広葉を眺めたり。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
尤もこの禹の傳説は、商の玄鳥墮卵の話、周の姜※が巨人の足跡を履む話などの如き原始的トーテミズム的の説話とは異なつて、本來は一種のトーテムであつたとしても、全體の國土開闢者として考へられるまで發達した點は、已に歴史的思想によつて構成されつつあることを示すものであります。
内藤湖南 支那歴史的思想の起源 青空文庫
古い書物に巨人の跡を踏み、或いは玄鳥の卵を呑んで感じて身ごもることありと記したのも、多分はこういう事情を意味したものであろう。
柳田国男 山の人生 青空文庫
作例 · 標準
暦の上では「玄鳥至(つばめきたる)」を過ぎ、春の訪れを実感する時期だ。
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軒先に玄鳥が巣を作ると縁起が良いと言われ、家族で見守ることにした。
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夕暮れの空を玄鳥が鋭く横切り、巣に待つ雛たちに餌を運んでいる。
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