燕
つばめ異読 つばくらめ・つばくら・つばくろ・ツバメ
名詞頻度ランク #20501 · 青空 1915 例
標準
swallow (bird of the Hirundinidae family)
文例 · 用例
ぢや燕麦を十リットルばかり持つて来て頂戴。
— 中原中也 『山間秘話』 青空文庫
大した骨折をした揚句、ともあれ十リットルの燕麦を運んだ。
— 中原中也 『山間秘話』 青空文庫
「さあ、燕麦の用意はいいよ。
— 中原中也 『山間秘話』 青空文庫
近頃この界隈に噂が立ちかけて来た、老妓の若い燕というそんな気配はもちろん、老妓は自分に対して現わさない。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
赤シャツの農夫は炉のそばの土間に燕麦の稈を一束敷いて、その上に足を投げ出して座り、小さな手帳に何か書き込んでいました。
— 宮沢賢治 『耕耘部の時計』 青空文庫
一番面白いのは、三艘の大飛行船が船首を並べて断雲の間を飛行している、その上空に追い迫った一隊の爆撃機が急速なダイヴィングで礫のごとく落下して来て、飛行船の横腹と横腹との間の狭い空間を電光のごとくかすめては滝壷の燕のごとく舞上がる光景である。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
感傷の手わが性のせんちめんたる、あまたある手をかなしむ、手はつねに頭上にをどり、また胸にひかりさびしみしが、しだいに夏おとろへ、かへれば燕はや巣を立ち、おほ麦はつめたくひやさる。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
その癖腰を卸すとたんに、燕尾服の長い裾を丁寧に左右に開くことは忘れなかつたのである。
— DAS FAMILIENFEST 『祭日』 青空文庫
作例 · 標準
春になると、近所の軒先に燕が巣を作って雛を育てる姿が見られる。
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夕暮れの空を、燕たちが低い位置を素早く飛び交って虫を捕らえている。
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燕が低く飛ぶと雨が降るという言い伝えを、おじいちゃんから教わった。
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標準
barn swallow (Hirundo rustica)
作例 · 標準
燕の中でも、喉が赤く尾羽が長いこの種類は、日本では最も一般的な夏鳥だ。
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去年と同じ場所に燕が戻ってきたのを見て、家族みんなで暖かく見守ることにした。
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田んぼの上を軽やかに飛ぶ燕の姿は、日本の原風景を感じさせる。
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標準
younger man involved with an older woman
作例 · 標準
彼女は一回りも年下の彼氏を「私の可愛い燕なの」と友人に紹介した。
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実業家として成功した彼女の傍らには、いつも若くてハンサムな燕が侍っている。
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世間では、年上の女性に養われている若い男性のことを燕と呼ぶことがある。
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ウィキペディア曖昧さ回避
燕(つばめ、えん、ジェピ)
つばめ・ツバメ
- ツバメ — 燕、鳥類の名。
人
- 年増女に養われる若い男のこと。→ジゴロ。
- ツバメ#脚注および平塚らいてう#若い「つばめ」の由来も参照。
- 日本語の姓。
- 柳家つばめ — 落語家の名跡。
- 鴨川つばめ — 日本の漫画家。
鉄道・バス・運輸
- つばめ (列車)・燕 (列車) — 鉄道省、日本国有鉄道、九州旅客鉄道の特急列車。
- つばめ (JR九州) — 上記のうち、九州旅客鉄道の九州新幹線「つばめ」および「リレーつばめ」の詳細。
- 高速つばめ号 — 1992年から2001年まで札幌駅と小樽駅を結ぶ区間に運行されていた、JR北海道・JR北海道バスの高速バス。
- 国鉄バス→JRバスのシンボルマークとしてもつばめが描かれている。
- つばめ自動車、つばめグループ — 東海地方を地盤とする運送事業者グループ。
- 神奈川県相模原市にあるバス会社「つばめ観光バス」。
音楽作品
- ツバメ (辛島美登里の曲) — 辛島美登里のシングル曲。
- ツバメ (風男塾の曲)
- ツバメ (YOASOBIの曲)
- ラ・ゴロンドリーナ(つばめ) — メキシコの民謡。
- つばめ (プッチーニ) — ジャコモ・プッチーニのオペラ。
- つばめ — ヨハン・ブルグミュラーのピアノ曲。小品「25の練習曲Op.100」のうちの24番目。
- つばめ — ヨハン・シュトラウス1世のウィンナ・ワルツ。(op.208)
- ツバメ — 山崎まさよしの曲。アルバム『ステレオ』に収録。
- 春玄鳥 (はるつばめ) — Hey!Say!JUMPのシングル「area/恋をするんだ/春玄鳥」収録曲。
日本海軍の艦艇
- 水雷艇「燕」[I] — 隼型水雷艇。
- 敷設艇「燕」[II] — 燕型敷設艇。
人工衛星
- つばめ (人工衛星) — 超低高度技術試験衛星SLATSの愛称。
- TSUBAME (人工衛星) — 東京工業大学、東京理科大学によって開発された人工衛星。
その他
エン
- 燕国・燕州 — 「燕」は現在の中国河北省北部(現北京及びその周辺)に位置した青銅器時代の都市国家の名であったが、これが東周期に領域国家に発展したことによって河北省北部全体を指すようになった。以後、歴史的にこの地域に建てられた国名、地方名、行政区名が燕を称し、農耕定住地域の華北と牧畜の卓越する満州・内モンゴルの両社会を媒介する地域であった。河北省そのものの雅称でもある。幽州も参照。
- 燕 (春秋) — 周により封建された都市国家から春秋時代から戦国時代にかけて領域国家として発展し、七雄の一つに数えられた燕(紀元前1100年ごろ - 紀元前222年)。
- 陳勝・呉広の乱 — 秦末期に韓広が擁立されて名乗った燕(紀元前209年 - 紀元前207年)について言及。
- 臧荼・ 楚漢戦争 — 上記の燕の武将であった臧荼が秦末の動乱で西楚の覇王となった項羽に封建された燕国(紀元前206年 - 紀元前202年)について言及。
- 盧綰 — 前漢初期に劉邦と同郷の盟友の盧綰が上記の臧荼に替えて諸侯王として封建された燕国(紀元前202年 - 紀元前195年)について言及。
- 公孫氏 (遼東) — 三国時代に公孫淵が魏からの自立を企てて名乗った燕(236年 - 238年)について言及。
- 五胡十六国時代に鮮卑の慕容部が現代の満州・内モンゴルから河北省北部に当たる地域に建国した諸政権。
- 前燕 — 五胡十六国時代に慕容皝によって建てられた燕(337年 - 370年)。
- 後燕 — 五胡十六国時代に慕容垂によって建てられた燕(384年 - 409年)。
- 西燕 — 五胡十六国時代に慕容泓によって建てられた燕(384年 - 394年)。
- 南燕 — 五胡十六国時代に慕容徳によって建てられた燕(398年 - 410年)。
- 北燕 — 五胡十六国時代に馮跋によって建てられた燕(409年 - 435年)。
- 燕 (安史の乱) — 唐代に平盧節度使、范陽節度使を兼ねた安禄山が満州・内モンゴルの遊牧民の軍事力を背景に安史の乱を起こして建てた燕(756年 - 759年(または763年))。
- 桀燕 — 五代十国時代に劉仁恭(実際には息子の劉守光)が河朔三鎮の勢力を背景に建てた燕(911年 - 914年)。
朝鮮語の燕(ジェピ)
- JR九州高速船と韓国鉄道公社が下関 — 釜山間で共同運行する高速船の名称。ビートルと同型。
出典: 燕 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0