単性
たんせい
名詞名詞-の形容詞
標準
unisexual
文例 · 用例
人間は単性生殖を為し得ない。
— 与謝野晶子 『母性偏重を排す』 青空文庫
黒松の新芽ののびたさきに、あの小さな、黄いろい、俵のやうな、ほろほろとした単性の花球がこぼれるやうに着く。
— 高村光太郎 『智恵子抄』 青空文庫
…私のは、単性視神経萎縮という厄介な眼病で、手榴弾の破片で頭蓋底を骨折したために、起こったもので、日本では治癒できませんが、ミュンヘン大学のヘルムショルツ博士のところへ行けば必ず癒してもらえるあてがあるのです。
— 蘆と木笛 『キャラコさん』 青空文庫
(昭和九年極月半ば西風をきつつ、阿佐ヶ谷にて)――「山」二巻二号――ある偃松の独白(小説) ――絵画「老いたる偃松」の姉妹作――〔小引〕――偃松は、好んでわが国高山の峯頭に生育する、松科の常緑樹で、針状の五葉をかざし、初夏の候、単性花を雌雄同株に開き、毬果を結ぶ。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫
Sがたんせいして世話したおかげで無事に三冬を越したのが三尾いた。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
十一「よいかの、十四の年からこの年まで、四五六七八と五年の間、寝るにも起るにも附添うて、しんせつにお教えなすった、その先生様のたんせいというものは、一通の事ではなかったとの。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
帰る時、母親は昨日からたんせいして煮てあった鮒のかんろ煮を折りに入れて持たせてよこした。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
初代や、お前は私達夫婦が若かった時分、大阪の川口という船着場で、拾って来て、たんせいをして育て上げた子なのだよ。
— 江戸川乱歩 『孤島の鬼』 青空文庫
作例 · 標準
単性の花は、雌雄どちらかの生殖器しかもたない。
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この生物は、単性で増殖する能力を持っている。
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単性の個体群では、多様性の維持が難しい場合がある。
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