渾身
こんしん
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #24544 · 青空 179 例
標準
(using) one's whole body
文例 · 用例
何のせいか渾身に喜びが溢れてくる。
— 九鬼周造 『祇園の枝垂桜』 青空文庫
しばらく黙っていたが、跳ね返す警句を思いつく気力もなく、「兄弟分でもなんでもない、全く一つのものだ」 と低い声音に渾身の力を籠めて言った。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
剛健強勇を生命とする快男子は、須らく太陽に向かって突貫し、その力ある光勢を渾身に吸込む位の元気が無ければ駄目じゃ。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
」 栗栖は言いにくそうに、初めて当たってみるのだったが、銀子はマダムの初七日も済んだか済まぬに、ちょっとその相談を受け、渾身の熱くなるのを覚えた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
われらは渾身の気力を挙げて、われらが過去を破壊しつつ、斃れるまで前進するのである。
— 夏目漱石 『マードック先生の『日本歴史』』 青空文庫
すると渾身全国|悉く其事件になり切って仕舞う。
— 夏目漱石 『高浜虚子著『鶏頭』序』 青空文庫
立会いに相手を傲慢で呑んでかかってから軽蔑の歯を剥出して、意見を噛み合わす無遠慮な談敵を得て、彼等は渾身の力が出し切れるように思った。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
渾身のちからで、起き直り、木の幹に結びつけた兵古帯をほどいて首からはずし、水たまりの中にあぐらをかいて、あたりをそっと見廻した。
— 太宰治 『姥捨』 青空文庫
作例 · 標準
彼は渾身の力を込めてバットを振り抜き、ホームランを放った。
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画家は渾身の筆致で、巨大なキャンバスに壮大な風景を描き出した。
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彼女は渾身の演技で観客を魅了し、スタンディングオベーションを浴びた。
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