炯々
けいけい
形容詞-たる副詞-と
標準
glaring (eyes)
文例 · 用例
肖像を見ると、われわれ日本人に余り縁遠くない、細おもての容貌で、眼光が炯々としているのです。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
眼光|炯々たるも物を言ふこと少しく遅し、ゲンゾスキー財産家、物を言ふこと少しく遅けれども眼光炯々たり。
— ……ある小さな官衙に関する幻想…… 『猫の事務所』 青空文庫
しかし、道で道路工事をしている人々や、日除け付きの牛車を曳いている人々が、どこの種族とも見受けられない、黒光りや赫黒い顔をして眼を炯々と光らせながら、半裸体で働いている。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
この頃からその容貌も峭刻となり、肉落ち骨|秀で、眼光のみ徒らに炯々として、曾て進士に登第した頃の豊頬の美少年の俤は、何処に求めようもない。
— 中島敦 『山月記』 青空文庫
肩を怒らせ炯々と眼を光らせた子路の姿が遠くから見え出すと、人々は孔子を刺る口を噤むようになった。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
後世のいわゆる「万鍾我において何をか加えん」の気骨も、炯々たるその眼光も、痩浪人の徒らなる誇負から離れて、既に堂々たる一家の風格を備えて来た。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
やがて本堂の正面の格子扉を音荒らかに開きたる者を見れば、年の頃五十には過ぎしと思はるゝ六尺豊かの大入道の、真黒き関羽鬚を長々と垂れたるが、太く幅広き一文字眉の下に炯々たる眼光を輝やかして吾を見上げ見下す体なり。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
同時に翁の地声がダンダン潤おいを帯びて来て、眼の光りが次第に爛々炯々と輝き出したので、向い合って坐っていた二人が気味が悪くなったらしい。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
作例 · 標準
獲物を狙う鷹の目は、暗闇で炯々と光っていた。
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彼の炯々たる眼光は、相手の嘘を見抜くかのように鋭かった。
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会議中、社長は炯々と周囲を見渡し、全員の意見を聞き漏らさなかった。
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