五情
ごじょう
名詞
標準
the five passions (anger, joy, hatred, desire and grief)
文例 · 用例
喜楽の中に人間の五情を没了するは世俗の免かるゝ能はざるところながら、われは万木|凋落の期に当りて、静かに物象を察するの快なるを撰ぶなり。
— 北村透谷 『秋窓雑記』 青空文庫
今年の七月土用の頃、水田の中の水をはかってみたら、四十度から五十度の間でありました」「そうですか」 田山白雲も、ここでは、水が活きて五情をほしいままにする、という気焔を吐き兼ねて、駒井のいうところに傾聴するのみであった。
— みちりやの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
……干、五、上、ク、六、下、口の七ツの孔は、人間の五情の言葉と両性の呼吸ともいえよう。
— 地の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
まして、この佳人の横笛に、五情にもろい人間の子が、感動しないでおられようか。
— 地の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
まあ、ごじょうだんをおっしゃって、そんなお人がらな半※を。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
そして、いいかげんなころを見はからって、ご自分の方が先におあがりになり、ごじょうだんのように建の太刀をお身におつけになりながら、「どうだ、二人でこの刀のとりかえっこをしようか」とおっしゃいました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
貞「オホホホごじょう談ばかりおっしゃります。
— 三宅花圃 『藪の鶯』 青空文庫
「ですから、私が代行いたしまして、お片付けするんです」「そんなら、お前の判を捺せ」「ごじょうだん」 青ン膨れの店員が嫌な顔をした。
— 久生十蘭 『ノア』 青空文庫
作例 · 標準
彼は五情の激しい人物として知られている。
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文学作品では、人間の五情が巧みに描かれることが多い。
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喜びも悲しみも、五情の一つとして受け入れることが大切だ。
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