万丈
ばんじょう
名詞
標準
hurrah!
文例 · 用例
烈風、衣服はおろか、骨も千切れよ、と私たち二人の身のまわりを吹き荒ぶ思い、見ゆるは、おたがいの青いマスク、ほかは万丈の黄塵に呑まれて一物もなし。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
ただ、もやもや黒煙万丈で、羞恥、後悔など、そんな生ぬるいものではなかった。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
モウ四十に近い姥桜とは夢にも思えない豊満な、艶麗な姿を、婦人正風会の椅子に据えて、弁舌と文章に万丈の気を吐き始めた。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
もしそれ下界の阿修羅王、八万四千の眷属を率て、蒼海を踏み、須弥山を挟み、気焔万丈虚空を焼きて、星辰の光を奪い、白日闇の毒霧に乗じて、戟を掉い、斧を振い、一度虚空に朝せんか、持国広目ありとというとも、これよりして多事ならんと、思去り思来たりて、綾子は車上に憂悶せり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
空に浮んだおからだが、下界から見る月の中から、この世へ下りる間には、雲が倒に百千万千、一億万丈の滝となって、ただどうどうと底知れぬ下界の霄へ落ちている。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
万丈の塵の中に人の家の屋根より高き処々、中空に斑々として目覚しき牡丹の花の翻りて見え候。
— 泉鏡花 『凱旋祭』 青空文庫
悟空また同じく本相を顕わし、大喝一声するよと見るまに、身の高さ一万丈、頭は泰山に似て眼は日月のごとく、口はあたかも血池にひとし。
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
図らざりき身事忙促として、空しく中秋の好時節を紅塵万丈の裡に過さんとは。
— 北村透谷 『秋窓雑記』 青空文庫
作例 · 標準
大成功を収めた公演に、観客から万丈の拍手が送られた。
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彼の熱弁に、会場からは万丈の喝采が沸き起こった。
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チームは万丈の士気で、次の試合に臨んだ。
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