外耳
がいじ
名詞
標準
external ear
文例 · 用例
工人達がいじめつけられてそいつが嬉しいのは大井商事だけだ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
そんなら自分は、一生涯こんな憂鬱と戦い、そうして死んで行くということに成るんだな、と思えばおのが身がいじらしくもあった。
— 太宰治 『葉』 青空文庫
やあ、どうも話がわき道に外れちゃったが、どうでしょうな、お嬢さんのお考えは……ただどうも問題になりそうなのは年のちがいじゃあるが」 と、まともにおせいの方を見て、「あなたが三十におなんなさる時を思やあ、むこうはやっと四十九だ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
私はそんなつもりで言ったのじゃないと気が付くと、私はたまらないほどファニーがいじらしく可哀そうになった。
— 有島武郎 『フランセスの顔』 青空文庫
道すがら、既に路傍の松山を二処ばかり探したが、浪路がいじらしいほど気を揉むばかりで、茸も松露も、似た形さえなかったので、獲ものを人に問うもおかしいが、且は所在なさに、連をさし置いて、いきなり声を掛けたのであったが。
— 泉鏡花 『小春の狐』 青空文庫
寝巻に着更えたので、やっと人心地が甦ったのであろうと、小沢もふと心に灯のついた想いがしたが、それだけに一層不幸そうな娘がいじらしくてならなかった。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
「ヒンブルのお加代ともあろうものが……」 と、そんな自分がいじらしいと思う前に、まず腹が立って、だから、一層いらいらした声で、「あんた、これっぽっちしか持ってないの?
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
「どうせ、私は不幸の性来ですよって、覚悟はしてます」 その心根がいじらしいと思った千恵造は益々賀来子と別れがたく思った。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
作例 · 標準
「いたたた……耳掃除をしすぎたのか、外耳が痛くて触れないよ」と彼は顔をしかめた。
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先生はピンセットを使って、子供の外耳に詰まっていた小さなビーズを慎重に取り出した。
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外耳を流れる空気の振動が、鼓膜を震わせて音として脳に伝わっていく。
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補聴器の型を取るために、まずは外耳の複雑な形状をシリコンで精密に測定する。
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