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干飯

ほしいい
名詞
1
標準
dried boiled rice
文例 · 用例
あらたのもしや、たのもしや干飯一|斗、古酒一筒、ちまき、あうざし(青麩)、たかんな(筍)方々の物送り給ふて候。
――よく生きよとの―― 尼たちへの消息 青空文庫
私の母親が――それは、勿論、貧乏のせいであったが、残った、腐りかかった飯を、いつも、湯で洗っては、屋根の上で、陽に干していた、干飯を作るのである。
直木三十五 大阪を歩く 青空文庫
雀が食ったり、乾燥しきらずに、赤くなって腐ったり、干す五分の一位の分量しか、干飯に成らなかったが、実に、根気よく小さい窓から身体を延して、飯を干していた。
直木三十五 大阪を歩く 青空文庫
干飯、餅は十九日までに作って貰うよう、改めて手配しておいた。
松濤明 槍ガ岳 青空文庫
かれいひ(かれひ・干飯)や、鮓は、其一例である。
――序説として―― 唱導文学 青空文庫
それとても、そんな難事ではない、そっと人知れぬ宵闇に、あの瑞巌寺の、人目の少ない境内の臥竜梅のうつろの中へ、握飯なり、干飯なり持って行って、隠して置いてやりさえすればいいのだ、それだけのことはしてやらずばなるまい。
白雲の巻 大菩薩峠 青空文庫
甘だいの骨一つにしても、犬にやるとか、残飯を干飯にするとか、方法はいくらもあろう。
北大路魯山人 残肴の処理 青空文庫
燃料やランプの油はいうまでもないし、ちょっと建てこんでいる住宅地の横へ入れば、そこの勝手口や縁先などの日向に、お飯櫃や釜底の御飯つぶを流し元で掬った物が、ていねいに目ザルに並べられ、白い干飯として干し上げて保存してゆく習慣のあることが軒毎によく見られた。
――四半自叙伝―― 忘れ残りの記 青空文庫
作例 · 標準
炊いたご飯を天日で乾燥させて作った干飯は、お湯をかけるだけで食べられる。
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長旅の供として重宝された干飯は、江戸時代の旅日記にもよく登場する。
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干飯を油で揚げて砂糖をまぶせば、素朴な味わいのお菓子に早変わりする。
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