兵糧
ひょうろう
名詞
標準
(army) provisions
文例 · 用例
そうすると日田の御金奉行は、その日田金を手蔓にして諸大名のお納戸金の遣繰りを初めとして、知行高の裏表、兵糧の貯蔵高まで立入ってコト明細に探り出す。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
其奴引捕へて呉れようと、海陸軍を志願で、クライブ傳、三角術などを講じて居る連中が、鐵骨の扇、短刀などを持參で夜更まで詰懸る、近所の仕出屋から自辨で兵糧を取寄せる、百目蝋燭を買入れるといふ騷動。
— 泉鏡花 『怪談女の輪』 青空文庫
――今夜一夜の籠城にも、剩すところの兵糧では覺束ない。
— 泉鏡太郎 『火の用心の事』 青空文庫
そんな事より、恐るべきは兵糧でしたな。
— 泉鏡花 『女客』 青空文庫
小さな丘の蓮池城、其処には今でも城の兵糧であった焼米が出るとのことであった。
— 田中貢太郎 『八人みさきの話』 青空文庫
其の上兵糧、玉薬は、年来貯えて乏しからず、半年や一年は持ちこらえ申すべし」と答えた。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
水軍へ対する軍令の一条に、一、一夜陣の儀に候条、乗衆の兵糧つみ申すまじく候事。
— 菊池寛 『厳島合戦』 青空文庫
松平元康が、どんなに優秀な前軍を勤めたかを簡単に示すならば、弘治三年四月には刈屋を攻め、七月|大府に向い、翌永禄元年二月には、義元に叛き信長に通じた寺部城主鈴木|重教を攻め、同じく四月には兵糧を大高城に入れた。
— 菊池寛 『桶狭間合戦』 青空文庫
作例 · 標準
長引く包囲戦により、城内の兵糧は底をつきかけていた。
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遠征を成功させるためには、十分な兵糧を確保することが最優先事項だ。
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敵軍の補給路を断ち、兵糧の供給を止める作戦が実行された。
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