糒
ほしい異読 ほしいい
名詞多音語頻度ランク #1075 · 青空 25 例
標準
dried boiled rice used mainly as provisions of samurai troops and travelers (travellers)
文例 · 用例
狂言は新作の「妹背山」と「孤城落月」の糒蔵。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
全軍の将卒に各二升の糒と一個の冰片とが頒たれ、遮二無二、遮虜※に向かって走るべき旨がふくめられた。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
『天正日記』に奉行青山常陸介の衆の馬、浅草観音寺内に乾した糒を踏み散らし、寺家輩と争論となる、常陸衆、観音の眷属たる馬が観音の僧衆の料を踏んだればとて、咎め立てなるまじと遣り込め閉口せしめたと出づ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
(腰をさぐりて糒を入れたる麻の袋をとり出す。
— 岡本綺堂 『平家蟹』 青空文庫
(童は袋より糒をすくい出して見る。
— 岡本綺堂 『平家蟹』 青空文庫
雨月 それは糒というもので、水か湯にひたしてたべるのじゃ。
— 岡本綺堂 『平家蟹』 青空文庫
二十一日の朝、糒のような挽割飯を二口三口食うたばかりでまた取調所に引出され、午前十時頃でもあったろうか、十五六人のものどもと一しょに二台の馬車に乗せられて、今度は巣鴨監獄へと送られた。
— 堺利彦 『獄中生活』 青空文庫
思いがけなく道明寺糒といふものを頂戴した。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
戦国時代の武士たちは、糒を腰袋に入れて戦場での食糧として携行した。
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糒は保存性が高いため、現代でも非常食の一つとして注目されている。
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水が貴重な山中では、糒をそのままかじって空腹を満たすこともある。
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