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親しみ

したしみ
名詞頻度ランク #10039 · 青空 1681
1
標準
intimacy
文例 · 用例
それはもう、疲れしぼみ、悔とさびしい微笑としか持つてはをらぬけれど、それは此の世の親しみのかずかずが、縺れ合ひ、香となつて籠る壺なんだ。
中原中也 疲れやつれた美しい顔 青空文庫
で、これを一と先づ「ゆたりゆたり」と呼ぶことにして、 此のゆたりゆたりが、日猶浅く大衆のものとなつてゐないので、つまり「ああいふものか」とばかり分り易いものとなつてゐないので、大衆は詩に親しみにくいのだし、詩人の方も産出困難なのである。
中原中也 詩と其の伝統 青空文庫
言はば中産階級の温良な良家の娘をみるやうに、どこか親しみのある線の柔らかい自然である。
萩原朔太郎 石段上りの街 青空文庫
「ああ好い」といふ風な強い印象はないが、何度行つてもその度毎に親しみのあるやうな、比較的飽きない温泉である。
萩原朔太郎 石段上りの街 青空文庫
私は実は中村彝君の絵を見ていなかったので、親しみが薄く、橋本君の温藉な画風を愛していたので、結局橋本君をわずらわすことになった。
――田山花袋氏―― 紀行文家の群れ 青空文庫
帰朝以来の第一登山に、いずれの山谷を差しおいても、富士山へ順礼する心持になれたのも、「私たちの山」への親しみの伝統があったからである。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
日本語もかういふ工合に活用させる人ばかりだつたら、字を見なければ分らない或は字を見ても讀めないやうな生硬な術語などをやめてしまつて、もう少し親しみのあるものに代へる事が出來さうである。
寺田寅彦 寫生紀行 青空文庫
しかし、生涯、山に親しみ山に冥通する何ものかを得たこどもたちは、老年に及び死を迎えるまえに生命を自然の現象に置き換える術を学び得ていた。
岡本かの子 富士 青空文庫
作例 · 標準
このカフェは、居心地の良い内装と親しみやすい店員さんのおかげで、ついつい長居してしまう。
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彼は、難しい専門知識を、誰にでも親しみやすい言葉で説明するのが得意だ。
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子供向けの絵本は、親しみやすいキャラクターと鮮やかな色彩で、子供たちの想像力を掻き立てる。
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