慣れ
なれ
名詞頻度ランク #2716 · 青空 91 例
標準
practice
文例 · 用例
Bといふ人間全体として何も無邪気ぢやないまでも、文学にしか頭が向かないところから、その他のことでは、尠くも不慣れくらゐのことはある。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
そこで思はず、Aのカマに掛かり、ニツコリしたり、或は、急に不慣れな問題が跳出したので、表情が激変したりする。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
大体何か充ち足りた心なり環境なりがないからだ、といふやうに癇癪まぎれに思つてみることもあるが、仮りにどんな環境が降つて湧いたつて、その変化の当座こそ充ち足りた気持を招来しもこそすれ、慣れてしまへばやつぱりそれなりに暗い時が来るなら来ようといふ風にしか思へないんだ。
— 中原中也 『私の事』 青空文庫
だが慣れるにしたがつて、だんだんかうした新宿が嫌ひになつた。
— 萩原朔太郎 『悲しい新宿』 青空文庫
そして低い見慣れた天井がその不快の根本の起因ででもあるやうに三日に一度は天井のことを口にした。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
右手のほうでひいているメロディだけを聞くとそれは前から耳慣れた「春の歌」であるが、どうかして左手ばかりの練習をしているのを幾間か隔てた床の中で聞いていると、不思議に前の書中の幻影が頭の中によみがえって来て船戦の光景や、セント・オラーフの奇蹟が幾度となく現われては消え、消えては現われた。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
日常見慣れた現象をただ時間の尺度を変えて見せられただけの事である。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
そういう美しさも慣れると美しさを感じなくなるだろうという人もあるが、そうとは限らない。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
作例 · 標準
どんなに難しい作業でも、毎日続ければ慣れでスムーズにできるようになる。
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「初めてのプレゼンはどうだった?」「緊張したけど、これも慣れが必要だね」
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料理の手際は、知識よりも日々の慣れが重要だと思う。
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標準
being used to
作例 · 標準
長年この土地に住んでいるので、厳しい冬の寒さにも慣れが生じている。
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仕事の慣れからくる油断が、思わぬ大きなミスを招くことがある。
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都会の騒がしさに対する慣れは、時には感性を鈍らせるかもしれない。
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