善因
ぜんいん
名詞
標準
good cause (that will bring a good reward)
文例 · 用例
実相平等とは善因は善報を受け、悪因は悪報を受けて、ちゃんと割り切れるという、物事の実体方面で常に不増不減のところを指します。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
善因善果、悪因悪果、悔い改めよの、心を入れ換えよの、やれ神罰の、仏罰の、天の怒り地の祟り、親罰、子罰、嬶罰のと、四方八方からの威し文句の宣伝ビラが昔から到る処ふり撒かれておりますが、近頃の人間は頓と相手にしなくなりました。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
竜の中から仏が生まれておいでになったということがなければですがね、しかし平凡な家の子としては前生で善因を得て生まれて来た人に違いございません。
— 手習 『源氏物語』 青空文庫
この寺の善因殿は消防隊の展望台に用いられつつあり。
— 芥川龍之介 『北京日記抄』 青空文庫
是は善因善果惡因惡果の如き殆ど自明の理とは事かはり甚だ了解し難いものである。
— 狩野亨吉 『安藤昌益』 青空文庫
全篇のほとんど大半をそういう怪奇と戦慄で仕立てていって、尚かつとどのつまりを善因善果の解決にまで持っていって持っていけないことはゆめなかったろうと信じている。
— 「怪談牡丹燈籠」「江島屋騒動」「怪談乳房榎」「文七元結」「真景累ヶ淵」について 『我が圓朝研究』 青空文庫
それ我に悪因を結べば善果来たり、我に善因を結べば悪果来たる。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
善因善果、悪因悪果、早く絞首台へ追いあげられて、青洟をたらして往生しろ。
— 久生十蘭 『金狼』 青空文庫
作例 · 標準
過去に蒔いた善因が、思わぬ形で今の幸せに繋がっているのかもしれない。
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仏教では、善因を積むことが来世での幸福をもたらすと教えている。
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彼の地道な努力こそが、今回の成功を引き寄せた最大の善因だと言える。
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