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善根

ぜんこん
名詞
1
標準
good deeds
文例 · 用例
いや、追ってその許に、恩賞の御沙汰これあるよう、僕から上申を致そう、たしかにそれが見たいものじゃが、というに亭主はほくほく喜び、見事善根をしたる所存、傍聞する女房を流眄に懸けて、乃公の功名まッこのとおり、それ見たかといわぬばかり。
泉鏡花 活人形 青空文庫
あの無限者のうちへはおいでなさい、なか/\の善根家で、たくさんくれますよと教へて下さつた深切な人もあつた。
山口 行乞記 青空文庫
二生の人というのは転生を信じた印度に行われた古い信仰で、大抵二生の人は宿智即ち前生修行の力によって聡明であり、宿福即ち前世善根の徳によって幸福であり、果報広大、甚だ貴ぶべき者とされて居る。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
真暗な地獄の底から一目貴女を拝むのを、仏とも、天人とも、山の端の月の光とも思って、一生の思出に、莞爾したいと云うのですから、お聞届け下さると、実に貴女は人間以上の大善根をなさいます。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
新内と商人と、ふたりの生活人に自信を与えた善根によっても、地獄に堕ちるうれいはない。
太宰治 狂言の神 青空文庫
」四十四 美女は世にも嬉しげに……早や頼まれて人を救ふ、善根功徳を仕遂げた如く微笑みながら、左右に、雪枝と老爺とを艶麗に見て、清しい瞳を目配せした。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
第一の宮に入りたる真理は、未だ以て其人を生かしむるものにあらず、又た死せしむるものにあらず、喝、第一の宮に善根を種き懺悔をなすは、凡人の能はざるところにあらず、この凡人豈に大遠に通ずる生命と希望とを、いかにともするものならんや。
北村透谷 各人心宮内の秘宮 青空文庫
少しでも善根を積んで、罪障を消滅したいと思っている長者は、これを見ると己の家へ泊めて病気の手当までしてやった。
田中貢太郎 鮭の祟 青空文庫
作例 · 標準
困っている人に手を差し伸べることは、自らの善根を積むことにもつながる。
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彼は生前、人知れず多くの善根を施していたことが葬儀で明らかになった。
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日々の小さな善根が、いつか大きな幸運として自分に返ってくるだろう。
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