遡行
そこう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
going upstream
文例 · 用例
それは百号ほどのもので、数世紀も遡行したと思われるような、暗い色調で描かれていた。
— 小栗虫太郎 『人魚謎お岩殺し』 青空文庫
だが潮にまかせて遡行するいかだのことであるから、速力はいたってにぶかった。
— 佐藤紅緑 『少年連盟』 青空文庫
スポーツの場合も同様であって、沢を遡行して登りつめたところから漫然と尾根を下ったり、山の裾の岩壁を上り下りすることが、何故に登山と言えるであろうか。
— 松濤明 『ピークハンティングに帰れ』 青空文庫
大同江が洪水中だった事実を知らずにいい気になって遡行したのが手落だったのだ。
— 服部之総 『撥陵遠征隊』 青空文庫
そこから小艇に乗換えて插橋川を遡行し、九万浦付近で上陸した洋夷の一隊は、自ら俄羅斯国(ロシア)軍隊と揚言しつつ、忠清道|徳川郡|伽洞にある大院君の父王、南延君球の陵に向った。
— 服部之総 『撥陵遠征隊』 青空文庫
自分等は初めて東沢を遡行した時、鶏冠谷の合流点から二町許進んで河身の通行が不可能になった際、鶏冠山の側は非常な絶壁であろうと想像して、南側を横に搦んで大に困難して辛くも前記の開けた河原へ下ったのであったが、其時は六時間あまりを要した。
— 木暮理太郎 『笛吹川の上流(東沢と西沢)』 青空文庫
自分等が石塔尾根を登る途中で遇った岩魚釣りも、西沢は東沢よりも悪い沢で到底遡行は出来ないと話した。
— 木暮理太郎 『笛吹川の上流(東沢と西沢)』 青空文庫
是に於てか流石の田部君も、後者は四日の旅には余り大袈裟であるというので否決し、先ず荒川を下ることに極めて置いて、若し西沢の遡行がむずかしい場合には釜沢入りを決行しようということになった。
— 木暮理太郎 『釜沢行』 青空文庫
作例 · 標準
鮭は産卵のために、生まれ故郷の川を遡行する。
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歴史を遡行すると、この地域の文化の起源が見えてくる。
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この事件の真相を解明するためには、時間を遡行して調査する必要がある。
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