粗鉱
そこう
名詞
標準
crude ore
文例 · 用例
尾根の頂上へ出たときは、大斜線の岩壁が、深谷へ引き落されて、低くなったかとおもうと、また兀々とした石の筋骨が、投げ上げられて、空という空を突き抜いている、そうして深秘な碧色の大空に、粗鉱を幅広に叩き出したような岩石の軌道が、まっしぐらに走っている。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
)ひるの青金の黄銅鉱や方解石に柘榴石のまじった粗鉱の堆を考えながら富沢は云った。
— 宮沢賢治 『泉ある家』 青空文庫
霊性というものも粗鉱や、粗絹のようなもので、磨いたり、練ったりしなくては本当の光沢は出ないものである。
— 倉田百三 『女性の諸問題』 青空文庫
なぜならば、滝つぼの中の武蔵は、依然と五丈余の瀑布の下に打ちたたかれていたが、その肩から満身へ漲って来た力――粗鉱のような若い生命の力は――決して、鞠の坪に佇んだ志賀寺の上人のように、死を願って立っている姿ではない。
— 風の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
汚らわしい欲のあればこそこうなった上に躊躇するわ、その顔を見て声を聞けば、かれら夫婦が同衾するのに枕を並べて差支えぬ、それでも汗になって修行をして、坊主で果てるよりはよほどのましじゃと、思切って戻ろうとして、石を放れて身を起した、背後から一ツ背中を叩いて、(やあ、ご坊様。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
映画の犬は決して犬ではないからこそこういう事が可能である。
— 寺田寅彦 『生ける人形』 青空文庫
いっそこうなれば「桜の園」のロパーヒンでもやろうか。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
いっそこう言ってやりたい。
— 太宰治 『苦悩の年鑑』 青空文庫
作例 · 標準
鉱山から採掘された粗鉱は、精錬所で加工される。
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粗鉱の品質によって、最終製品の純度が左右される。
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新しい技術の導入で、より効率的に粗鉱から目的の金属を抽出できるようになった。
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