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器質

きしつ
名詞
1
標準
organ property
文例 · 用例
則ち『機能』が卓越するといふばかりでなく、其の『器質』に變化を生じて、而して常人に卓越したものとなつたのである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
此の理に據つて歸納すれば、俊秀なる人の如きも、偶然に發した天賦の才能の所有者と云はんよりは、俊秀なる器質の遺傳、即ち不斷の努力の堆積の相續者、若くは煥發者と云ふ方が適當である。
幸田露伴 努力論 青空文庫
で、春夏に當つて、自然に逆らつて、餘り肢體を働かさずに、餘り多く腦を働かすと、其の人は腦の機能器質に疾患を起すに至るやうである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
普通に疾病といふのは人の器質の異常を呈するに至り、器能の不全を呈するに至り、又換言すれば生理状態の缺陷を生じ、若くは示しつゝある場合を指すのである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
動物が同一状態を繰返す時は、身體及び精神の同一器質及び機能のみが使用されるから、或る程度までは進歩するが、其から後は倦怠疲弊を致すを免れない。
幸田露伴 努力論 青空文庫
即ち「機能」が卓越するというばかりでなく、その「器質」に変化が生じて、そして常人に卓越したものとなったのである。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
この理屈に拠って帰納すれば、俊秀な人なども偶然に現れた生れ付きの才能の所有者と云うよりは、俊秀な器質の遺伝、即ち不断の努力の堆積の相続者、もしくは煥発者と云う方が適当である。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
で、春夏に当たって自然に逆らって余り肢体を働かさずに、余りに脳を働かすと、その人は脳の機能器質に疾患を起こすに至るようである。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
作例 · 標準
脳の器質そのものに目立った損傷はないが、意識レベルの低下が続いている。
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アルコール中毒によって肝臓の器質が破壊され、修復不可能な状態に陥っている。
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精神科の診断では、まずは器質に由来する疾患がないかを除外する必要がある。
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心臓の器質そのものに変化が生じていないか、超音波検査を実施して詳しく調べる。
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