気室
きしつ
名詞
標準
air chamber
文例 · 用例
「フォア、ピーク(おもての空気室――船の云わば浮嚢――)のガットを開けろ。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
「それから高圧電気で、電撃を加えるのだ」 山形警部の脳を移植した人造人間のからだは電圧電気室にはこび入れられた。
— 海野十三 『超人間X号』 青空文庫
上に六枚羽根のプロペラがあり、それから長軸が下に出、そして種子の形をした耐圧空気室があった。
— 海野十三 『怪星ガン』 青空文庫
この耐圧空気室のなかには、いろいろな重要な器具や食糧や燃料などがそろっていた。
— 海野十三 『怪星ガン』 青空文庫
まさしくそこは酒池肉林で、彼らは湯あみしつつ飲み食いたわむれ、飽食してゲイゲイ吐いては蒸気室へとびこんで汗を流して再び飲みたわむれて尽くるところを知らなかったという。
— 坂口安吾 『人生三つの愉しみ』 青空文庫
クラブというからなにをしているのかと思ったら、療養所の外気室のようなヴェランダのついたコテージの中へ、酒場だの、グリルだの、モンテ・カルロ式の鳩射場などをこしらえて、戦争中、毎日パァティをして遊んでいたというんですから」 ママがまたいった。
— 久生十蘭 『だいこん』 青空文庫
いまごろの時間には七・五ミリの機銃弾で肺を貫通された六右衛門さんが、外気室にしているヴェランダのデッキ・チェヤに長くなって本を読んでいるんだが、そのひとさえそこにいない。
— 久生十蘭 『だいこん』 青空文庫
二十日 月曜 眠いのをがまんしてクラブの朝食会へ出かけて行くと、六右衛門さんがいつものように外気室のデッキ・チェアに長くなって穴のあいた肺へ空気を吸いこんでいた。
— 久生十蘭 『だいこん』 青空文庫
作例 · 標準
茹で上がった卵の殻を剥くと、鈍端の気室があった部分が平らになっている。
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鳥の肺につながる気室は、一度の呼吸で大量の酸素を取り込む役割を担う。
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魚の浮き袋は複数の気室に分かれており、それらを膨張させることで深度を調節する。
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配送用ドローンの脚部には、着陸時の衝撃を吸収するための気室が設けられている。
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