剰銭
じょうせん
名詞
標準
remaining money
文例 · 用例
だから親身の母子の情の出ないのは当り前だ、それを無理に出そうとすれば、自然、どこかからお剰銭(反動)が出て来るにきまっている。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
何にも云わないで、ぐんぐん引張って、かぶりを掉るから、大方、剰銭を寄越そうというんでしょうと思って、留りますとね。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
何でも一大事のように返した剰銭なんですもの、落したのを知っては追っかけて来かねやしません。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
「ああ、剰銭と一所に遺失したんだ。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
一円ならお剰銭をあげましょうか。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」と蝦蟇口を探りつつ、これでもまだまだ見えをする気か、五銭の白銅|一個渡して見返りもせぬ心の内、今度呼んだら剰銭は要らぬと、腹を見せる目的の処、何がさて如才なく令嬢は素知らぬ顔なり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」と取って澄したもの、剰銭を出ださん気色も無し。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
官吏始めて心着き、南無三失策ったりと思えども、慈善のための売買なれば、剰銭を返せと謂い難く、「こりゃ体のいい強奪だ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
作例 · 標準
旅先で小銭を使い切り、手元にはわずかな剰銭も残っていない。
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飲み会の会費を集めたところ、千円ほどの剰銭が出た。
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財布の隅に、昔の旅行で余った海外の剰銭が紛れ込んでいた。
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