金銭
きんせん
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #5095 · 青空 1313 例
標準
money
文例 · 用例
金銭のせいであろうか。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
友情と金銭とのあいだには、このうえなく微妙な相互作用がたえずはたらいているものらしく、彼の豊潤の状態が私にとっていくぶん魅力になっていたことも争われない。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
(但し私の云ふその条件とは、金銭や環境、又は個性なぞと呼ばれてゐるものの裡にあるのではない。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
学者の中に折々見受けるような金銭に無関心な人ではないらしい。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
入口の勘定台の女の鋼鉄のような指が動くたびに、金銭登録器がすばらしい音をたてて開閉した。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
兵卒は、初年兵の時、財布に持っている金額と、金銭出納簿(入営するとそれを記入することを云いつけられる。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
この有様でもお秀は妾になったのだろうか、女の節操を売てまで金銭が欲い者が如何して如此な貧乏しい有様だろうか。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
こういう現象は決して権勢の力や金銭の力で招致することのできないものであって、やはり進化論的の意味での自然淘汰、適者生存の理によるものであろうと思われる。
— 寺田寅彦 『俳句の精神』 青空文庫