余剰
よじょう
名詞形容詞-語幹頻度ランク #12902 · 青空 74 例
標準
surplus
文例 · 用例
余剰価値に乏しいとでもいふのでせうか。
— 中原中也 『書信』 青空文庫
要するに私の言ひたいことは、詩歌は理念を持つといふだけでは十分でない、その理念を蕩揺させてみるべきだといふこと、謂はば理念の余剰価値に迄到達すべきだといふこと、そこに於てはじめて詩歌は享楽されるものたるのみならず、意欲されるものとなるといふことである。
— 中原中也 『新短歌に就いて』 青空文庫
芸術といふものが、衣食的実用品ではなくて、謂はば臨時に生の余剰価値をこの人生に附加することであるから、つまり創造であるから、「存在の姿」を持つといふことは何を措いても必須のことである。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
人生の余剰価値ともあるべき筈の芸術が浅墓なことであるくらゐならば、頼みもしないにそんなものを作らなくてもよいのだし、作るとすれば図々しいことである。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
この界隈の連合委員会の事業振興の決議案にもかかわらず、閑散とした取引市場をとりまいて、日一日と失業者と、彼らの飢えが生産余剰と反比例して街の広場に堆積して行った。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
大西洋北岸の富の余剰はいまや米国株式に変形したと歎じさせた。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
そして、船乗りの気質として、そんなに自分たちを「コミヤル」(余剰労働を搾取するという意が含まれている船乗り言葉)やつは容赦しないはずであるのだが、それができ得ないところに、彼らが、しんみりしたたびにしょげ込み、次いで自暴自棄になるという結果が生まれるのであった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
賃銀労働のあらゆる刹那が必要労働と、余剰労働とに分割されうるように、あらゆる刹那に、寒さと、眠さとが、まるで相反した刺激を彼らに与えた。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
作例 · 標準
収穫した野菜に余剰が出たので、近所にお裾分けした。
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余剰の資材は、倉庫に保管しておくことになった。
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予算に余剰が出たため、新たな設備投資に回すことにした。
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