雷鳥
らいちょう異読 ライチョウ
名詞
標準
ptarmigan (Lagopus muta, esp. the Japanese ptarmigan, Lagopus muta japonica)
文例 · 用例
猟師は、焼木杭に烟管をコツコツ叩きながら、 今がた雷鳥が何羽も出来やした。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
それほど霧で眼界を窄められていた、それだけまた神経が鋭く尖っていた、自分たちから一間ばかり、先へ離れて、雷鳥がちょこちょこ歩いて行く、こっちで停まれば向うでも停まる、歩けば先へ立って行く、冥府から出迎いにでも来た悪鳥のように、この鳥の姿が消えるとき、自分たちの運命も終焉を告げるように。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
例の天幕作りに取りかかる、古生層地は白峰までつづき、鳳凰地蔵一脈の間で、深谷にフツリと切れているのが、よく見える、人夫たちは雷鳥三羽を捕獲した、みんなして二羽を醤油飯に、一羽を焼いて喰った。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
石の急壁を登りかけていると、雷鳥が一羽、ちょこちょこと前を歩いている、晃平が、狙いをつけて一発放したが、禽は横に逸れて、截られた羽が、動揺した空気に白く舞った、一行手取りにするつもりで、暫く追いかけて見たが、掌中の物にはならなかった。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
以上は雪そのものの美と作用を略説したのであるが、雪に依って保護される生物に、雷鳥や高山植物などがある。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
兎や雷鳥が、雪の降る時に白色に変り、草の萌え茂る時に、その色に変るやうに、カメレオンのやうに、絶えず変色したり、尺取り虫見たいに、枯枝と同じ色をして、力んでピンと立つてゐれば、生命と云ふものは保つものなのだ。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
そうして雷鳥が遊んでいました。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
平塚雷鳥を主唱者とした「青鞜社」の運動は、日本にイブセンとかエレン・ケイとか、婦人の解放を観念の面から取扱った思想が文芸運動として輸入された一九〇八年頃(明治四十一、二年)結成された。
— 宮本百合子 『私たちの建設』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
雷鳥(らいちょう) ライチョウ - キジ目キジ科の鳥 雷鳥 - かつて大阪~富山間で運行されていた特別急行列車。 平塚らいてう - 日本の思想家 雷鳥 (お笑いコンビ) - ワタナベエンターテインメントに所属するお笑いコンビ。
関連項目
出典: 雷鳥 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0