湿す
しめす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞頻度ランク #39282 · 青空 137 例
標準
to wet
文例 · 用例
川は、底を傾けて、水を震うので、森の中まで、吹雨が迷い込んで、満山の樹梢を湿す。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
真鍮などのみがいた鏡面を水で完全に湿すのが困難であるのは、目に見えない油脂の皮膜のためである。
— 寺田寅彦 『鐘に釁る』 青空文庫
薬が煮つまって枕もとへ持ってゆくと、お絹は苦しそうにひと口すすったが、それはほんの喉を湿すに過ぎないらしかった。
— 岡本綺堂 『両国の秋』 青空文庫
四 谷は益々迫つて、潭の水沫は崖の上をたどつて行く人達の衣を湿すやうになつた。
— 田山録弥 『山間の旅舎』 青空文庫
そのうち段々手紙の遣り取りが疎遠になつて、月に二遍が、一遍になり、一遍が又|二月、三月に跨がる様に間を置いて来ると、今度は手紙を書かない方が、却つて不安になつて、何の意味もないのに、只この感じを駆逐する為に封筒の糊を湿す事があつた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
雲山從此別 雲山これより別かる、涙濕薜蘿衣 涙は湿す薜蘿の衣。
— 河上肇 『閑人詩話』 青空文庫
刀の目釘を湿すがいい。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
そのうち段々手紙の遣り取りが疎遠になって、月に二遍が、一遍になり、一遍が又二月、三月に跨がる様に間を置いて来ると、今度は手紙を書かない方が、却って不安になって、何の意味もないのに、只この感じを駆逐する為に封筒の糊を湿す事があった。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
作例 · 標準
アイロンをかける前に、霧吹きでシャツの襟元を軽く湿した。
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彼女はハンカチを涙で湿しながら、別れの言葉を聞いていた。
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乾燥を防ぐために、濡れたタオルを部屋に干して空気を湿した。
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