湿らせる
しめらせる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to dampen
文例 · 用例
しかも雪の中の十二月だ、情ない事には熱くて口の渇く母親に、小さく堅めて雪を口へ入れたんだけれど、降たての雪はばさばさして歯に軋むばかりで、呼吸を湿らせるほどの雫にならない。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
その扱いかたの見事さに、うっかり見とれていると、「あの、何じゃね、話が先刻飛んでしまったのじゃけど、妙な、不思議な女子で――」と、指を湿らせる合間に、水をほめる前に、先刻話しかけたつづきを、思出したようにいうのだった。
— 長谷川時雨 『朱絃舎浜子』 青空文庫
その気づかいも、ある日はしみじみと彼の胸を湿らせる。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
潮気を含んで、重く湿っぽいガスは、特有のにおいを満たしながら、茅葺き小屋のらんまで透して、湿らせる。
— 宮本百合子 『風に乗って来るコロポックル』 青空文庫
ただしシトギはシト打ツなどという語とともに、水で湿らせる意味から出たかとも思うが、モチの語原に至っては今はまだはっきりとしていない。
— 柳田国男 『木綿以前の事』 青空文庫
作例 · 標準
タオルを水で湿らせてから、火照ったおでこに乗せて冷やした。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
スポンジに洗剤を含ませて湿らせ、お皿の汚れをこすり落とす。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
加湿器を使って、乾燥した部屋の空気を適度に湿らせる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview