皮下
ひか
名詞-の形容詞名詞頻度ランク #39224 · 青空 126 例
標準
subcutaneous
文例 · 用例
莟みの集団の下から、房になった黄色い四弁花が、いま電燈の蒼い光にきらびやかに匂っている、茎は一皮下には、青い血が通っているのではないかと思われるほど透き通って、有らゆる春の緑の中で、最も練り抜かれた緑である、見つめていると、早春の名残といったような淡い哀愁に加えて、物の末期の惨酷を思わせる姿である。
— 小島烏水 『菜の花』 青空文庫
風が寒くて、皮下まで冷たいものを注射されるようだ、そのたびに身の毛が慄つ、再び小舎に戻る。
— 小島烏水 『奥常念岳の絶巓に立つ記』 青空文庫
この薬剤を飲ませまた皮下に注射すると肝臓の機能を害して中毒の症状を起すが、その蒸気を呼吸させると体内の蛋白質の分解を促し却って肝臓の機能を興奮させる。
— 寺田寅彦 『「万年筆」欄より』 青空文庫
『胸算用』には「仕かけ山伏」が「祈り最中に御幣ゆるぎ出、ともし火かすかになりて消」ゆる手品の種明かし、樹皮下に肉桂を注射して立木を枯らす法などもある。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
彼等が戦線からロシヤバーに帰って来る時、皮下の肉体にまで、なまぐさい血と煙硝の匂いがしみこんでいた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
春暖に際して、人の皮下體内に血液の充實して漲溢せんとする如き觀を生じて來る理由は、決して唯一の理由では無く、複雜なる理由から成立つてゐるには相違無いが、温熱に著しく感ずるものは、氣體及び液體であるから、血液が暖暄の影響を受けて、人の體内に於て膨張することは確に有力の一原因に疑無い。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
ところが一昨日から続けざまにいろんな注射をして来たので、到る所の皮下に注射液の固い層が出来て、針が通らない。
— 織田作之助 『郷愁』 青空文庫
競馬に広い経験がおありのあなたならご承知のはずですが大佐、馬の膕の腱を浅く切れば、外面に痕跡をも残さず皮下を切れることも可能ですよね。
— SILVER BLAZE 『シルヴァブレイズ』 青空文庫
作例 · 標準
注射は皮下脂肪層に行うのが一般的です。
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皮膚科医は、患者の皮下のしこりを詳しく調べた。
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運動不足で皮下脂肪が増加し、健康診断で指摘された。
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