皮下注射
ひかちゅうしゃ
名詞名詞-の形容詞
標準
hypodermic injection
文例 · 用例
「モウ死骸は片付けられましたか」「火葬にして遺骨を保管しておりますが……死後三日目ですから」「姫草が頼んだ通りの手続きにしてですか」「さようです」「何で自殺したんですか」「モルフィンの皮下注射で死んでおりました。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
医師は、体重が日ましに減って行くのに、彼が相変らず一睡もせずに絶えず歩き廻っているのを見て、多量のモルヒネの皮下注射を命じた。
— КРАСНЫЙ ЦВЕТОК 『紅い花』 青空文庫
女中のマリイに町医者を喚ばせたが、余り信用の置けない医者で、喉を焼く代りに臀部へ皮下注射をして帰つて行つた。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
劇痛の患者を救わんとするには「モルヒネ」の皮下注射方もっとも適当にして、医師も常にこの方に依頼して一時の急に応ずといえども、その劇痛のよって来る所の原因を求めたらば、あるいは全身の貧血、神経の過敏をいたし、時候寒暑等の近因に誘われて、とみに神経痛を発したるものもあらん。
— 福沢諭吉 『政事と教育と分離すべし』 青空文庫
これからの家庭の婦人は、皮下注射ぐらい覚えておかなければいけないんですって。
— 豊島与志雄 『自由人』 青空文庫
今皮下注射を終えたるあとをしばし静かにすとて、廊下伝いに離家より出で来し二人の婦人は、小座敷の椅子に倚りつ。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
しかし織田が得々とうっていたヒロポンも皮下注射で、今日ではまったく流行おくれなのである。
— 麻薬・自殺・宗教 『安吾巷談』 青空文庫
顳※部の皮下注射を断られるのは、固より覚悟の前だった。
— 豊島与志雄 『反抗』 青空文庫
作例 · 標準
インフルエンザの予防接種は、通常は二の腕に皮下注射で行われます。
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糖尿病の患者が自分で皮下注射を打てるよう、専用のデバイスが開発されている。
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看護師さんは「ちょっとチクッとしますよ」と言いながら、手際よく皮下注射を済ませた。
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