皮下脂肪
ひかしぼう
名詞
標準
subcutaneous fat
文例 · 用例
餌は牛乳、茶、スープ、キセリ、マンナヤ・カーシャ、やき林檎とオレンジの汁、その他は自身の皮下脂肪。
— 宮本百合子 『一九二九年一月――二月』 青空文庫
一つはこれはブルジョア的な少女時代の生活環境の影響だが、皮下脂肪の沈澱がないので、見かけはからだも手脚も男の子のように繊すらと締っているが、発育の華奢な筋肉の中から時折痛々しく骨が覗いたり、要するにじき疲労する非生産的な靱かさがあるだけだ。
— 豊島与志雄 『意欲の窒息』 青空文庫
皮の下に、白い皮下脂肪や赤い筋肉があるかと思いのほか、そこには、ごていねいにも、もう一つの顔面があった――蜂矢探偵の手にぶらりとぶら下がったものは、なんと顔ぜんたいにはめこんであった精巧なるマスクであった。
— 海野十三 『金属人間』 青空文庫
しかし接合するためには相似の程度では困るので、是非とも同一でなければならぬ、つまり骨、血管、神経、筋肉、皮下脂肪、皮膚などの配列状態がねぇ。
— 海野十三 『大脳手術』 青空文庫
イヤどうも皮下脂肪が発達しているので、メスを使うのに骨が折れる。
— 海野十三 『恐怖の口笛』 青空文庫
少し斜に坐ると、膝の間から紅いものがこぼれて、皮下脂肪の多い、滑らかな手足、――その真珠色の皮膚や、桜貝のような爪を見ただけでも、この女の恵まれた美しさが、全身に行亙って居るのに驚かされるばかりです。
— 野村胡堂 『黄金を浴びる女』 青空文庫
岩から岩へ、木から木へ、山の餌を猟って、山の獣達と一緒に何んの苦労もなく生い立ったのですが、髪の毛が房々と延び、双つの乳房が、こんもり盛上って、四肢に美しい皮下脂肪が乗り始める頃から、身を切られるような、恐ろしい羞恥に悩まされ始めたのでした。
— 野村胡堂 『裸身の女仙』 青空文庫
見事に伸び切った長身で、豊かな皮下脂肪――というと一向不思議はありませんが、美しい蔓草のような柔らかさと強靭さを持った四肢や、桃色真珠の色沢を持った皮膚は、さすがに死の色彩を一と刷毛加えて、やや蝋化された感じですが、寝具から抜出した上半身の美しさは、何にたとえるものがあるでしょう。
— 鍵 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
作例 · 標準
適度な皮下脂肪は体温を保つために必要だ。
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ダイエットで皮下脂肪を減らすには、運動と食事制限が効果的だ。
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彼は定期的に体脂肪率を測定し、皮下脂肪の量をチェックしている。
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