側腹
そくふく異読 そばはら
名詞
標準
flank
文例 · 用例
その若い士は、新兵衛の主君松山新介の側腹の子であった。
— 菊池寛 『形』 青空文庫
「私は、父が側腹を刺され、首を半分斬り落されて倒れている姿を見ました時、たとい一命は捨てても、敵に一太刀報いたいと決心したのでございます。
— 菊池寛 『仇討禁止令』 青空文庫
併し地獄に降ったダンテが、地心に刺きささったルシフェルの側腹を潜り抜ける時、急に眩暈がして戸迷いをしたというが、之は尤もではないだろうか。
— 戸坂潤 『友情に関係あるエッセイ』 青空文庫
――――と署長は首を振り立てながら、側腹に手を支って言うのだ。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
」 それもその筈で、セリファンはもうかなり前から、うつらうつらと半眼をとじながら、これもまた半ば居眠りをしながら足を運んでいる馬どもの側腹へ、夢うつつで時たま手綱をしゃくるようにするだけで、のろのろと馬車を走らせていたのである。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
ジーンと鳴いて行く秋の蝉、――側腹のあたりに、龍胆と梅鉢草が咲いているな――と思った切り龍之助は正気を喪ってしまいました。
— 野村胡堂 『大江戸黄金狂』 青空文庫
作例 · 標準
ボクサーは相手の側腹にボディブローを叩き込んだ。
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彼は馬の側腹を軽く叩いて、進むように促した。
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獅子は獲物の側腹に食らいつき、仕留めた。
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