側背
そくはい
名詞名詞-の形容詞
標準
flank
文例 · 用例
しかし妻女山たる、巧みに海津城の防禦正面を避け、その側背を脅かしている好位置で、戦術上地形判断の妙を極めたものであるらしい。
— 菊池寛 『川中島合戦』 青空文庫
ナポレオンはこの形勢に於て先ずモンテノット方面の敵を撃滅するに決心し、僅少なる部隊をサボナに止めてボルトリの敵に対せしめ、主力は夜間ただちに行動を起して敵の側背に迫る如き部署をした。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
マース右岸の地区を敵の側背に迫るべきだ」と講評したとの事である。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
セダンの破壊口からドイツ軍は有力な機械化兵団を先頭として突入し、一九一八年三月攻勢にルーデンドルフが考えたようにエーヌ、オアーズ、ソンム等の河や運河を利用して左側背の掩護を確実にしながら主力は一路西進、たちまちアブヴィルに達した。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
シュリーフェン時代となると戦闘正面はますます拡大せられ、敵の側背を狙う迂回包囲はますます大胆となるべく唱導鼓吹せられ、第一線決戦主義に徹底して来た。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
会戦の方針は、既に集中決定の時に確立せられ、敵の側背に向い決戦を強行断行するのである。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
一部をワルソー方向に進めてロシヤの垂涎の地である同地方に露軍を牽制し、東普に集めた主力軍をもってこの敵の側背を衝き、一挙に敵全軍を覆滅して和平を強制する方針であった。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
文学の側衛的任務とは、前衛に対して本隊の側背を護り、前面の敵に気をとられて、不意に側面から攻撃を受けるのを防止する任務であります。
— 岸田國士 『文芸の側衛的任務』 青空文庫
作例 · 標準
側背からの攻撃に、敵は対応できなかった。
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登山者は、山の側背に沿って進んだ。
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彼は相手の側背を取るようにして、有利な体勢になった。
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