鱶
ふか異読 フカ
名詞頻度ランク #23992 · 青空 212 例
標準
(large) shark
文例 · 用例
アラビア海の鱶の大群が白い尾を暮色に飜す。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
傴僂の料理女が鱶の臭をさして食卓の用意が整ったことを知らせた。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
そなたは鱶ちょう恐ろしき魚見しことなからんなど七ツ八ツの児に語るがごとし。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
くまびきさへ釣れないもの、長い間に漁したのは、二尋ばかりの鱶が一|疋。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
さ、其を食べた所爲でせう、お腹の皮が蒼白く、鱶のやうにだぶだぶして、手足は海松の枝の枯れたやうになつて、漸つと見着けたのが鬼ヶ|島、――魔界だわね。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
そは夕暮の海よりして、鱶の如くに泳ぎ來り、齒を以て肉に噛みつけり。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
ひとり寂しく、薄暮の部屋に居る時さへも、鱶のやうに鋭どい齒で、私の肉に噛みついてくる意志!
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
大鮪か、鮫、鱶でないと、ちょっとその巨大さと凄じさが、真に迫らない気がする。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
作例 · 標準
昔の漁師たちは、巨大なサメのことを畏怖の念を込めて「鱶」と呼んだ。
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中華料理の高級食材である鱶のヒレは、丁寧に下処理して調理される。
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海底に潜む巨大な鱶の影が見え、ダイバーたちは慎重に浮上した。
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