泰西
たいせい
名詞
標準
the Occident
文例 · 用例
扨、日本の詩の伝統はと見ると、(茲では明治初年井上博士に依つて新体詩と銘名された、泰西の詩を見てから後の詩のことを云ふ)余り豊富だと云ふことが出来ない。
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
何かまた本を送つてよこして下さい、と戰地から頼んで來ましたので、私は新宿へ行き、華麗な裸婦のたくさんある泰西の畫集を三册買ひました。
— 太宰治 『このごろ』 青空文庫
が、その編纂した泰西名詩訳集は私の若い頃何べんも繰りかえしてよんだ書物であった。
— 黒島傳治 『短命長命』 青空文庫
一つにはこの泰西科学の進歩がもたらした驚異の実験が、私の子供の時から芽を出しかけていた科学一般に対する愛着の心に強い衝動を与えたためであろうが、そのほかにまだ何かしらある啓示を与えたものがあるためではないかと思っている。
— 寺田寅彦 『蓄音機』 青空文庫
泰西の夜会の例に見ても、由来仮装は夜のものであるらしい。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
其時桐生君は法科の二年であつたが、始終シエークスピーヤだとか、トルストイなぞを説いた、僕はそれに依つて泰西の文學を知り、眞面目に文學を研究し眞面目な意味に文學を了解して來て、其所に三四月居る中に、何であつたか書き初めた。
— 三島霜川 『自傳』 青空文庫
泰西の諸国にて、その公園に群る雀は、パンに馴れて、人の掌にも帽子にも遊ぶと聞く。
— 泉鏡花 『二、三羽――十二、三羽』 青空文庫
その装は四辺を払って、泰西の物語に聞く、少年の騎士の爽に鎧ったようだ。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
作例 · 標準
多くの西洋文学作品が、翻訳されて日本に紹介された。
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泰西の文化や思想は、日本に大きな影響を与えた。
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彼は泰西の最新技術を学ぶために、留学した。
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