詩風
しふう
名詞
標準
style of a poem
文例 · 用例
泣菫氏の詩は、その初期の物(暮笛集・ゆく春)ほどよく、純粹なリリシズムが盛られて居るのに、自選詩集には、却つてその詩情を稀薄にした後期の敍事詩風の作が多く入れられてある。
— 宿命生涯を貫く 『永遠の詩人』 青空文庫
そしてこの臆測は、蕪村の俳句や長詩に見られる、その超時代的の珍しい新感覚――それは現代の新しい詩の精神にも共通している――を考え、一方にまた近代の浪漫詩人や明治の新体詩人やが、後年に至って象徴的傾向の詩風に入った経過を考える時、少しも誇張の妄想でないことを知るであろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
これらの句で、蕪村は特に「酒肆」とか「詩」とかの言葉を用い、漢詩風に意匠することを好んでいる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
僕は君の詩風から聯想して、高貴な青白い容貌をした、世慣れない温和の青年を考へてゐた。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
詩風の関係から詩集の感じの統一を保つためである。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
尚且つ私等の詩風は詩壇の「時代的流行」にまでなつてしまつた。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
先には反時代的な詩風であり、珍奇な異端的なものであつた私等の詩のスタイルは、今日では最も有りふれた一般的な詩風となり、正にそれが時代の流行を示す通俗のスタイルとまでなつてしまつて居る。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
されば私の詩風には、近代印象派の詩に見る如き官能の耽溺的靡亂がない。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
作例 · 標準
その詩人の作品は、独特の詩風が多くの読者に愛されている。
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彼の初期の詩風はロマン主義的だったが、晩年にはより写実的な詩風へと変化した。
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俳句のコンテストで、斬新な詩風の作品が最優秀賞を受賞した。
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