寒九
かんく
名詞
標準
ninth day of the cold season (approx January 13th)
文例 · 用例
それでも勤めますと後二三|日は身体が利かんくらいだという、余程稽古のむずかしいものと見えます。
— 三遊亭圓朝 『梅若七兵衞』 青空文庫
窓のさくらはきれいだがわき見はならぬとんてんかんなにがおもてを通らうがよそ見はならぬとんてんかんくにのかあさん思ひ出し淋しくなつてもとんてんかん鍛冶屋の小僧さんほそ腕に力をこめてとんてんかん。
— 童謠集 『歌時計』 青空文庫
長火鉢と云うと欅の如輪木か、銅の総落しで、洗髪の姉御が立膝で、長煙管を黒柿の縁へ叩きつける様を想見する諸君もないとも限らないが、わが苦沙弥先生の長火鉢に至っては決して、そんな意気なものではない、何で造ったものか素人には見当のつかんくらい古雅なものである。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
たった一かんくれえ惜しんでも倉が建つわけではあんめえし、と云った。
— 山本周五郎 『青べか物語』 青空文庫
」「ロクな絵エもよう画かんくせに、モデルこそええ迷惑やなあ。
— 谷崎潤一郎 『卍(まんじ)』 青空文庫
作例 · 標準
「寒九の水は薬になる」という言い伝えを守り、祖母は毎年この日に井戸水を汲んで瓶に詰める。
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寒九の時期に仕込まれた味噌は、厳しい冬の寒さを経てじっくりと熟成し、深いコクが生まれる。
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暦の上で寒九を迎えると、いよいよ一年で最も寒い時期が来たと身が引き締まる思いがする。
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寒九の朝、氷の張ったバケツの水をひっくり返し、子供たちは冬の厳しさを肌で感じた。
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