煙突
えんとつ
名詞頻度ランク #20629 · 青空 1334 例
標準
chimney
文例 · 用例
夜景萩原朔太郎高い家根の上で猫が寢てゐる猫の尻尾から月が顏を出し月が青白い眼鏡をかけて見てゐるだが泥棒はそれを知らないから近所の家根へひよつこりとび出しなにかまつくろの衣裝をきこんで煙突の窓から忍びこまうとするところ。
— 萩原朔太郎 『夜景』 青空文庫
鍛冶屋の煙突から吹き出る真赤な焔が黒い樹に映えて遠い森の上に青い月が出ている絵も欲しかったが、何となく静かなこの「森の絵」にきめた。
— 寺田寅彦 『森の絵』 青空文庫
鐘が淵紡績の煙突草後に聳え、右に白きは大学のボートハウスなるべし、端艇を乗り出す者二、三。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
熱田の八剣森陰より伏し拝みてセメント会社の煙突に白湾子と焼芋かじりながらこのあたりを徘徊せし当時を思い浮べては宮川行の夜船の寒さ。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
煙突の脇へ子供を負った婆さんとおばさんとが欄干にもたれて立って、伝馬の船底から山を見ている顔が淋しそうな。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
煙突の下で立ちながらめしを食っている男がある。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
雪の宵 青いソフトに降る雪は 過ぎしその手か囁きか 白秋ホテルの屋根に降る雪は過ぎしその手か、囁きか ふかふか煙突|煙吐いて、 赤い火の粉も刎ね上る。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
しづかにしづかに酒のんでいとしおもひにそそらるる…… ホテルの屋根に降る雪は 過ぎしその手か、囁きかふかふか煙突煙吐いて赤い火の粉も刎ね上る。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
作例 · 標準
「おじいちゃん、あの赤い屋根の家から煙突の煙が出ているよ」
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サンタクロースが煙突から入るという話を、子供たちは真剣な表情で聞いていた。
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古い銭湯の煙突が、夕焼け空にまっすぐ突き刺さっている光景が好きだ。
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工場地帯の巨大な煙突からは、白い蒸気が絶え間なく吐き出されている。
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標準
carrying a passenger without turning on the taximeter
作例 · 標準
「おい、今の客、メーター入れなかっただろ。煙突はバレたら一発でクビだぞ」
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新人ドライバーの彼は、魔が差して煙突をしてしまい、営業所の監査で見つかってしまった。
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個人タクシーならまだしも、法人で煙突をやるなんてリスクが高すぎる。
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ウィキペディア
煙突(えんとつ)とは、燃焼の過程で排出されるガスが持つ上昇気流を風による外乱から守り、燃焼を促進させる筒状の構造物である。人体に不快・有害な煙などが屋内で拡散するのを防ぐ効果もある。なお、通常の煙突は英語でチムニー(chimney)というが、船舶の煙突はファンネル(funnel)という。
出典: 煙突 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0