獣行
じゅうこう
名詞
標準
brutal or bestial act
文例 · 用例
兎 今昔物語巻五、三獣行菩薩道兎焼身語と云ふ 〔Ja_taka〕 の中に、こんなお前の肖像画がある。
— 芥川龍之介 『動物園』 青空文庫
或る地方の好色男子が常に不品行を働き、内君の苦情に堪えず、依て一策を案じて内君を耶蘇教会に入会せしめ、其目的は専ら女性の嫉妬心を和らげて自身の獣行を逞うせんとの計略なりしに、内君の苦情遂に止まずして失望したりとの奇談あり。
— 福沢諭吉 『女大学評論』 青空文庫
一沈一浮共に苦楽を同うす可しと雖も、其夫の品行|修らずして内に妾を飼い外に花柳に戯れ、敢て獣行を恣にして内を顧みざるが如きは、対等の配偶者を侮辱し虐待するの罪にして断じて許す可らず。
— 福沢諭吉 『新女大学』 青空文庫
其性行正しく妻に接して優しければ高運なれども、或は然らず世間に珍らしからぬ獣行男子にして、内君を無視し遊冶放蕩の末、遂には公然妾を飼うて内に引入れ、一家妻妾群居の支那流を演ずるが如き狂乱の振舞もあらば之を如何せん。
— 福沢諭吉 『新女大学』 青空文庫
いわんや心にも礼なく形にも礼なく放埒不覊にして長上を軽んじ先輩を侮る如きは人の道を外れたる禽獣行のみ。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
禽獣行の人は家庭の良主人となすに足らず。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
Penseur. 年じゅうこうやって頬杖をついたまま考えています」という。
— 寺田寅彦 『先生への通信』 青空文庫
私の母は、その父の郷士で儒者であった人が、しじゅうこう口癖に言っていたということを、よく幼時の私に話して聞かせました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫