佯狂
ようきょう
名詞
標準
feigned madness
文例 · 用例
元亨釈書に、安和の上皇、勅して供奉と為す、佯狂垢汗して逃れ去る、と記しているが、憚りも無く馬鹿げた事をして、他に厭い忌まれても、自分の心に済むように自分は生活するのを可なりとした人であった。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
楚の接与という佯狂の男にも遇ったことがある。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
高尾や愛宕の紅葉狩も、佯狂の彼には、どのくらいつらかった事であろう。
— 芥川龍之介 『或日の大石内蔵助』 青空文庫
こう考えている内蔵助が、その所謂佯狂苦肉の計を褒められて、苦い顔をしたのに不思議はない。
— 芥川龍之介 『或日の大石内蔵助』 青空文庫
是に於て、彼等の或者が、「衆人皆酔我独醒」を哂ひて佯狂の酒徒となれるが如き、彼等の或者が麦秀の悲歌を哀吟して風月三昧の詩僧となれるが如き、はた、彼等の或者が、満腔の壮心と痛恨とを抱き去つて南都北嶺の円頂賊に投ぜしが如き、素より亦怪しむに足らざる也。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
つもる負債に発狂したという説もあり、佯狂だという説もあった。
— その七 石の下 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
作例 · 標準
彼は敵を欺くため、佯狂の演技を続けた。
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その国の王は、政敵を排除するために佯狂を装った。
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歴史書には、佯狂によって窮地を脱した賢者の話が記されている。
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