偽り
いつわり
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #13015 · 青空 836 例
標準
lie
文例 · 用例
が、それにも関らず、私は此の詩集に現はれた、彼の驚くべき表現と、そのすばらしい人格的感情のリズムの前には、偽りなき敬虔の心で頭をさげざるを得ないものである。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
ただ、しゅくしゅく鳴きながら苦しみを訴える鹿の眼の懸命に戸惑う瞳の閃きに一点の偽りもないのを見ると掻き抱いてやり度いようだった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
また『武道伝来記』には、ある武士が人魚を射とめたというのを意地悪の男がそれを偽りだという。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
人の噂をなかば偽りとみるも、この事のみは信なりと源叔父がある夜酒に呑まれて語りしを聞けば、彼の年二十八九のころ、春の夜更けて妙見の燈も消えし時、ほとほとと戸たたく者あり。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
彼の懺悔に偽りのないことは、若い男の眼から意気地なく流れる涙の色を見てもうなずかれた。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
なぜそんな偽りを云い触らしたのか判りませんが、おそらく品川の借金をふみ倒した上で、なにか山仕事を目論もうとして失敗したもので、つまりこんにちの偽華族というたぐいでしたろう。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
作者がいかに豊富なる想像力の所有者であってもその時代を偽り描くということは到底不可能な仕事だからである。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
ほとんど人跡未到な山の中の道のない所に道を求めあらゆる危険を冒しても一本の線にも偽りを描かないようにというその科学的|日本魂のおかげであの信用できる地形図が仕上がるのである。
— 寺田寅彦 『地図をながめて』 青空文庫
作例 · 標準
履歴書に記載されている経歴に偽りがないか、採用前にしっかりと調査を行う必要がある。
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君の涙が偽りでないのなら、どうしてあんな残酷な嘘をついたんだ。
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今にして思えば、彼が初対面の時に語ったあの壮大な夢も全て偽りだったのだろう。
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