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黄泉の国

よみのくに
名詞
1
標準
Hades
文例 · 用例
女神は、そこから、黄泉の国という、死んだ人の行くまっくらな国へたっておしまいになりました。
鈴木三重吉 古事記物語 青空文庫
神は、どうかしてもう一度、女神に会いたくおぼしめして、とうとうそのあとを追って、まっくらな黄泉の国までお出かけになりました。
鈴木三重吉 古事記物語 青空文庫
そして、ようよう、この世界と黄泉の国との境になっている、黄泉比良坂という坂の下まで遁げのびていらっしゃいました。
鈴木三重吉 古事記物語 青空文庫
このへんを歩いている人たちの大部分は、西洋人でも日本人でも、男でも女でも、みんなたった今そこで生命の泉を飲んできたような明るい活気のある顔をしている中で、この老婦人だけがあたかも黄泉の国からの孤客のように見えるのであった。
寺田寅彦 軽井沢 青空文庫
黄泉の国の美しさもこのようではなかろうかと思うばかりである。
NOCTILUCAE 夜光虫 青空文庫
鼻高く眼長く、唇薄くその色赤く、眉は秀でて一文字に引かれ、まさしく美男には相違なかったが、それは人界の「美」ではなく黄泉の国の幽霊か、仮面を冠った人かのようで、精気もなければ血の気もない。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
実に見渡す限り磊々塁々たる石塊の山野のみで、聞ゆるものは鳥の鳴く音すらなく満目ただ荒涼、宛然話しに聞いている黄泉の国を目のあたり見る心地である。
江見水蔭 月世界跋渉記 青空文庫
この桃の枝は雲の上にひろがり、この桃の根は大地の底の黄泉の国にさえ及んでいた。
芥川龍之介 桃太郎 青空文庫
作例 · 標準
古代の神話では、死者は黄泉の国へ旅立つと信じられていた。
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彼は深い悲しみに沈み、まるで黄泉の国にいるかのように生気のない顔をしていた。
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一度黄泉の国へ足を踏み入れた者は、二度と現世には戻れないという伝説がある。
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