狂死
きょうし
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
dying insane
文例 · 用例
しかも恋人はそのために狂死する。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
涌子はそれをひとりつくづく眺めているうちに、少女の自分が、とある夕暮、この家に持ち込んだ蝙蝠が、祖父の狂死からこの家に伝わった憂鬱を、この黒い奇怪な翅のいろに吸いつくして呉れたのではないかと考えるようになった。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
お稲は狂死に死ぬるのじゃ。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
その髪千筋一筋ずつ、獣が食えば野の草から、鳥が啄めば峰の花から、同じお稲の、同じ姿|容となって、一人ずつ世に生れて、また同一年、同一月日に、親兄弟、家眷親属、己が身勝手な利慾のために、恋をせかれ、情を破られ、縁を断られて、同一思いで、狂死するわいの。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
涌子はそれをひとりつくづく眺めてゐるうちに、少女の自分が、とある夕暮、この家に持ち込んだ蝙蝠が、祖父の狂死からこの家に伝はつた憂鬱を、この黒い奇怪な翅のいろに吸ひつくして呉れたのではないかと考へるやうになつた。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
超人説ケル小心、恐々ノ人ノ子、笑イナガラ厳粛ノコトヲ語レ、ト秀抜真珠ノ哲人、叫ンデ自責、狂死シタ。
— 太宰治 『創生記』 青空文庫
で、果は亭主が、蚤を除けるための蚤の巣に成つて、棕櫚の毛を全身に纏つて、素裸で、寢室の縁の下へ潛り潛り、一夏のうちに狂死をした。
— 泉鏡太郎 『人魚の祠』 青空文庫
(お雪や、これは嫉妬で狂死をした怨念だ。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
作例 · 標準
戦争の悲惨な体験が原因で、彼は心を病み狂死したと言われている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
狂死するまで、彼は最愛の人の名を狂ったように叫び続けたそうだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
文豪は晩年、孤独の中で狂死したという悲しい伝説が残っている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
家族を失った悲しみから狂死に至った、と当時の記録に残されている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash