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悪弊

あくへい
名詞
1
標準
corrupt practice
文例 · 用例
名前はやはり新聞でもそれはさしつかえないが、ともかくも現在の日刊新聞の短所と悪弊をなるべく除去して、しかもここに仮定した必要の知識を必要な程度まで供給する刊行物である。
寺田寅彦 一つの思考実験 青空文庫
同宿四人、みんな愚劣な人ばかりだつた(現代の悪弊だけを持つて天真を失つてゐる)。
山口 行乞記 青空文庫
人体からいっても解剖的にばかり見るのは近代医学の悪弊だな。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
近頃一部の流行の語彙と見れば、筆者のありようを語るわけだし、本来の語義で解釈していいものとすれば、こういう表現はその反対物として、夥しい因襲、悪弊の存在を認めなければならないというわけになる。
宮本百合子 ラジオ時評 青空文庫
教育使節団の調査にもとづいて日本の教育制度の中央集権的悪弊――文部省の絶対的支配――を除くために教育権の地方移譲、九年制の無料義務教育の施行、ローマ字の採用、教科書の民主化等の目標が示された。
宮本百合子 今日の日本の文化問題 青空文庫
而してその能役者間に行はれて居る習慣といふのは、今日からいふと随分馬鹿々々しい事も少くはない上に、また今日いはゆる家元なるものが維新後|扶持を失ふたがために生計の道に窮して種々の悪弊を作り出した事も少くはないのである。
正岡子規 病牀六尺 青空文庫
シテ見ると一夫一婦の説も隠然の中には随分勢力のあるもので、就ては今の世に多妻の悪弊を除て文明風にするなんと論ずるは野暮だと云うような説があるけれども、畢竟負借みの苦しい遁げ口上で取るに足らない。
福翁自伝 福翁自伝 青空文庫
近くは三十年前の王政維新は、徳川政府の門閥圧制を厭うて其悪弊を矯めんとし、天下に大波瀾を起して其結果遂に目出度く新日本を見たることなり。
福沢諭吉 女大学評論 青空文庫
作例 · 標準
例文1
例文3
例文5
例文7