兵仗
ひょうじょう異読 へいじょう
名詞
標準
arms
文例 · 用例
然し蒲生家の者は、其歌は賢秀の上を云ったのでは無く、賢秀の小舅の後藤末子に宗禅院という山法師があって、山法師の事だから兵仗にもたずさわった、其人の事だ、というのである。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
勿論|私に兵仗を動かした責罰|譴誨は受けたに相違あるまいが、事情が分明して見れば、重罪に問ふには足ら無いことが認められたのに、かてゝ加へて皇室御慶事があつたので、何等罪せらるゝに至らず、承平七年四月七日一件落着して恩詔を拝した。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
兵仗の道は知る筈がない。
— 芥川龍之介 『俊寛』 青空文庫
想ふ、彼が独り京洛の路上に立ちて、平門の貴公子が琵琶を抱いて落花に対するを望める時、殿上の卿相が玉笛を吹いて春に和せるを仰げる時、はた入道相国が輦車を駆り、兵仗を従へ、儀衛堂々として、濶歩せるを眺めし時、必ずや、彼は其胸中に幾度か我とつて代らむと叫びしなるべし。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
都の西の方へ法然の遺骸をかきたてて行くうちに、道路の危険を慮かって、宇津宮弥三郎入道蓮生、塩屋入道信生、千葉六郎大夫入道法阿、渋谷七郎入道道遍、頓宮兵衛入道西仏等の面々今こそ出家の身ではあるが、昔は錚々たる武士達が、法衣の上に兵仗を帯して、法然の遺骸を守って伴についた。
— 中里介山 『法然行伝』 青空文庫
「西宮記」巻廿三臨時十一与奪事の条に、役おわりたる獄囚を放免するの儀を叙して、勘問式云、尉乍乗馬(或佐行之)向獄門前、喚直看督長名、(誡可令帯兵仗歟。
— 喜田貞吉 『放免考』 青空文庫
関白は、氏の長者といわれ、参内には、内覧、兵仗、牛車をゆるされる人臣至上の職であるが、尾張中村の一百姓の子には、もともと、はっきりした氏も家系もない。
— 第十一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
勅使の差遣、五山の僧列、兵仗の堵列、すべて、儀式の供華や香煙のさかんだったことはいうまでもない。
— 黒白帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
博物館の展示室には、中世の戦士たちが使った兵仗が並んでいる。
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かつてこの地で、兵仗を携えた軍勢が激しくぶつかり合った。
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儀式の際、衛兵たちは立派な兵仗を構えて王の前に並んだ。
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