平調
へいちょう
名詞
標準
calm condition
文例 · 用例
そうして、仮りに平調を以て宮音とすれば、都節音階は次のような構造をもっている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
平調―壱越(または神仙)―盤渉―黄鐘―双調(または勝絶)―平調この音階にあって宮音たる平調と、徴音たる盤渉とは、主要なる契機として常に整然たる関係を保持している。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
たとえば、上行して盤渉より壱越を経て平調に至る旋律にあって、実際上の壱越は理論上の高さよりもやや低いのである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
なおこの関係は、勝絶より黄鐘を経て盤渉に至るときの黄鐘にも、平調より双調を経て黄鐘に至るときの双調にも現われる。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
また平調より神仙を経て盤渉に至る旋律の下行運動にあっても、神仙の位置に同様の関係が見られる。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
その時、僧の顔は引緊って、国太郎が昨日、日本堤で見た平調に返っている。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
強ひて平調を装ふと云ふ様子が見えるのでもなかつた。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
一、白蘭の和平調停を、英仏|婉曲に拒否す。
— 太宰治 『俗天使』 青空文庫
作例 · 標準
手術後の経過は良好で、患者の容体は平調を保っている。
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市場は一時的な混乱を見せたが、現在は平調を取り戻しつつある。
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家庭内の不和が解消され、ようやく平調な生活が戻ってきた。
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ウィキペディア曖昧さ回避
平調(ひょうじょう) 日本の十二律の一つ。西洋音楽のEに相当。 雅楽の調子の一つ。
出典: 平調 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0