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富農

ふのう
名詞
1
標準
wealthy farmer
文例 · 用例
」 支那人は、抑圧せられ、駆逐せられてなお、余喘を保っている資本主義的分子や、富農や意識の高まらない女たちをめがけて、贅沢品を持ちこんでくるのだ。
黒島伝治 国境 青空文庫
クヅネツォフは、対岸の、北の村に住んでいる富農だ。
黒島伝治 国境 青空文庫
△新村善兵衞 忠雄の實兄にて信州の富農なり、弟の爲に社會主義者となれり、家には老いたる母只一人あるのみ。
石川啄木 日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象 青空文庫
糟谷はこのあいだに、三|里塚の一|富農の長女と結婚した。
伊藤左千夫 老獣医 青空文庫
つまり富農的小作人とでも名づけていい要素が、ある時期、特に初期の時期に組織内に壓倒的な力を持つのは必然なのだが、その時期が今終らうとしてゐる。
島木健作 一過程 青空文庫
それから今日集団農場になるまで、皇帝・教会・地主から没収した土地を、真実農民の幸福を生む社会主義的な方法で耕作するために、随分富農や反動分子との闘争を経て来た。
宮本百合子 今にわれらも 青空文庫
嘉村氏は、転落する地方地主の生活に突入っていわばその骨を刻むように書いているつもりなのであるが、結局その努力も主題を発展的な歴史の光によって把握していないから、現象形態だけを追うに止り自身の粘り、社会観の基調がいかに富農的なものであるかまでを鋭く分析はし得ていないのである。
――四月の二三の作品―― 同志小林の業績の評価によせて 青空文庫
嘉村氏は、滅びるものをして滅ばしめよという風にその姿を克明に描くが、そこに我々は氏のデスペレートな、崩壊の面のみを認識してそこから新たな力の擡頭のあることを理解しない富農の暗い憤りが文章のセッサタクマというところへまで転化して現れているのである。
――四月の二三の作品―― 同志小林の業績の評価によせて 青空文庫
作例 · 標準
彼は一代で財を成し、この地域で一番の富農として知られていた。
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明治時代には、地主でもある富農が地域の経済を支配していた。
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農地改革によって、多くの富農がその土地を失った。
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