飼い葉
かいば
名詞
標準
fodder
文例 · 用例
乳牛はそれぞれ馬塞にはいって、ひとりは掃除にかかる、ひとりは飼い葉にかかる。
— 伊藤左千夫 『箸』 青空文庫
それからこの西側から三つめの黒白まだらが足をあげるから、飼い葉をやっておいて、しぼらねばいかぬとつげる。
— 伊藤左千夫 『箸』 青空文庫
主人は兼吉をよんで、いましぼるからこの牛に飼い葉をやれと命じた。
— 伊藤左千夫 『箸』 青空文庫
乳牛はすこしがたがた四|肢を動かしたが、飼い葉をえて一|心に食いはじめる。
— 伊藤左千夫 『箸』 青空文庫
「だんな、くそがはねますよ、すこしどうかこっちへきてください」 そういう兼吉は、もはや飼い葉をすませて、おぼれ板の掃除にかかったのだ。
— 伊藤左千夫 『箸』 青空文庫
八丈のススキは伊豆の七島で牛の飼い葉として作っているものであるが、内地の南海岸ではそれが野生している。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
飼い葉桶に寄ってくる豚のようだ。
— THE OLD MAN AND THE SEA 『老人と海』 青空文庫
途中でいつもの吐き気を催させる食堂をのぞくと、そこには飼い葉桶の前に並んだ動物のように十八人の会食者がたらふく食べている姿が見えた。
— Le Pere Goriot 『ゴリオ爺さん』 青空文庫