植え替え
うえかえ
名詞
標準
transplantation (of plants)
文例 · 用例
しかしそうして、女中に手伝わせて、ホースで水を撒いたり、鍬やシャベルを持ち出して、萩や芙蓉の植え替えをしたり、薔薇やダリヤの手入れをしていると、老いた孤独の姿がますます侘しく心に反映して来て、縁側へ来て休んでいても、お茶一つくれるものもないのが物足りなかった。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
安いもんだろう」「安いですかね」「全く堀出だ」「へええ――おや椽側にもまた新らしい植木が出来ましたね」「さっき万両と植え替えた。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
『ベデカ』に拠ると、此の老木は一六七二年以後に植え替えられた何代目かの「処女の木」らしい。
— 野上豊一郎 『処女の木とアブ・サルガ』 青空文庫
彼はこの種を蒔いたり植え替えたり縄を張ったり油粕までやって世話した甲斐もなく、一向に時が来ても葉や蔓ばかし馬鹿延びに延びて花の咲かない朝顔を余程皮肉な馬鹿者のようにも、またこれほど手入れしたその花の一つも見れずに追い立てられて行く自分の方が一層の惨めな痴呆者であるような気もされた。
— 葛西善蔵 『子をつれて』 青空文庫
庭にある山茶花でも、つつじでも、なんど私が植え替えて手入れをしたものかしれない。
— 島崎藤村 『嵐』 青空文庫
今度は、吉野の山から若木は残して、山の様を模すようこちらに植え替えれば、春には雲の上に居住まいしているような眺めとなって、一段の景色であろうな。
— 藤野古白 『人柱築島由来』 青空文庫
リンゴの古木は由緒ある品種を選んで植え替えましょう。
— TREGARTHEN'S WIFE 『トリガーセンの妻』 青空文庫
志村は一人でコツコツ土いじりをやっていましたが、紅葉の木を植え替えようとして、その根元を掘っていた時、実に驚くべき一物を発見したのです。
— 江戸川乱歩 『白髪鬼』 青空文庫
作例 · 標準
例句